オセアニアの先住民って?

オーストラリアはアボリジニ、ニュージーランドはマオリ、フィジーは”先住民系フィジー人”と言われるのが先住民です。
オセアニアにはもっと国があるのですが、今回はHISの支店がある「オーストラリア」「フィジー」「ニュージーランド」の3ヶ国に絞ってお話しさせていただきます。

初めに、「違いがよくわからない」と言われるのですが、簡単に説明すると、オーストラリアとフィジーはメラネシア、ニュージーランドはポリネシアで分かれています。
人々の見た目も文化も異なります。はるか昔に移動してきた祖先が、移動に移動を重ねて、その地で自分たちの文化を形成した、ということです。

そして、文化の中の1つに、それぞれの先住民がその地の植物を使った、治療薬や健康法があります。それらは今現在も受け継がれており、その植物を使った健康食品やハーブティーなどが最近では人気が出てきています。最もわかりやすいもので言うと「マヌカハニー」が代表です。

それぞれの国の植物と、その植物を使って先住民族たちが得た知恵・文化が受け継がれてできた飲み物・健康食品を紹介します♪

オーストラリア・アボリジニ

アボリジニの人々は古くからオーストラリアに住んでいたと言われており、様々な植物を怪我や病気などの治療薬や健康法として使用してきました。
中でもハーブに関しては今も受け継がれているものが多く、ティーツリーとサンダルウッドの2つはアロマテラピーには欠かせません。
他にも料理の調味料としても使われていたレモンマートルなど、様々あります。
3つに絞ってご紹介させていただきます。

ティーツリー オーストラリア アボリジニ

ティーツリー

ティーツリーは抗菌作用に優れており、アボリジニはこの葉を擦り潰してオイルに混ぜ、怪我や切り傷の消毒・治療薬として使用してきました。また、かゆみ止めにもなることから虫除けとしても使用されます。
オイルには高い抗炎症効果と抗うつの効果があり、今ではアロマテラピーではもちろんのこと、風邪や花粉症などの予防、精神疲労時やうつ状態の時にも使用されています。

カカドゥプラム オーストラリア アボリジニ

カカドゥプラム

アボリジニ生活区域にしか生息していないフルーツで、ビタミンCの含有量は世界のフルーツの中でNo1と言われています。
ビタミンCを多く含んでいながら酸味は全くなく、アンチエイジングや美白の効果もあるというスグレモノです。
脂肪脂肪酸代謝を促進させ美白効果のあるエラグ酸、抗菌作用のあるカテキン、若い細胞をつくりだす働きを助けるポリフェノール、脂肪の吸収を抑制する没食子酸も多く含まれているスーパーフルーツ。

ユーカリ オーストラリア アボリジニ

ユーカリ

ユーカリには抗菌・抗ウイルス作用があり、アボリジニの人々は風邪をひいた時や予防のためにオイルを薬として使用してきました。
このオイルをティッシュやハンカチに数滴垂らして吸うだけで効果があり、また空気の浄化効果もあるため、お部屋に吊るしておくだけでも花粉症や喉の痛みを和らげてくれるとも言われています。
抗菌作用が強く、殺菌力も抜群の為、ユーカリとティーツリーはアボリジニの人たちにとって”万能薬”です。

先住民系フィジー

南国と言えばココナッツが真っ先に思い浮かぶと思いますが、フィジーには他にも多くの植物が昔から様々な用途で使われていました。
マコソイ(イランイラン)の香りは元気を与え、タモレ(ホーリーバジル)は炎症作用を抑え、ムロカカ(シンプルリーフチェストツリー)は疲労回復・リラックス効果があります。
厳選した植物を3つご紹介させていただきます。

クラ(ノニ)

先住民系フィジー人たちにとってノニは、何千年も昔から健康のために欠かすことのできない貴重な果実です。
ビタミンCやカリウムなどが含まれており、殺菌力などもあるため、フィジーの人たちは怪我をすると葉っぱを温めて患部に当てます。
そして、ノニで作った石鹸は抗菌効果も保湿効果もあり、肌にうるおいを与える為、人気のお土産にもなっています。

ノニ フィジー

マコソイ(イランイラン)

フィジーに行くと、女性たちがこの花を耳にかけている姿をよく見かけると思います。
イランイランはフィジーでは”マコソイ”と呼ばれており、この花の香りには高ぶった気持ちを落ち着かせ、血圧を下げる作用もあるため、アロマテラピーで使用されます。
また、このマコソイの花の成分にはホルモン調整作用もあり、女性の健やかさをアップ、疲れたときに元気にしくれます。

マコソイ イランイラン フィジー

ディロ(タマヌ)

ディロ(タマヌ)は昔から「神の木」「精霊の木」と呼ばれ、抽出されるオイルは古くから切り傷、火傷、虫刺され、にきび、日焼けなど多様な薬として使用されてきました。
近年では、しわやたるみなど肌の老化の原因となる「活性酸素」に対して非常に効果が高いことから、美容商品としても人気があります。妊娠線などの肉割れ、発疹などにも効果があると言われています。

ディロ フィジー

ニュージーランド・マオリ

マオリの人々は原生林に生えている植物を昔から多様な用途で使用してきました。最近広く知られている”マヌカ”はもちろんのこと、他にも「マオリハーブ」と呼ばれるハーブたちがあります。
万能薬なカワカワは抗菌作用や痛み止め、肌を整える効果もあり、クマラホウの花は擦ると泡立つことから石鹸として利用されています。
ここでは最近、美容商品としても使用されている植物を紹介させていただきます。

マヌカ ニュージーランド

マヌカ

ニュージーランドとオーストラリアにのみ自生しており、「復活の木」「癒しの木」とも呼ばれる低木。
抗菌作用が非常に優れており、マオリの人々は風邪予防として昔からこの木の葉を煎じてお茶として飲用していました。
人気のマヌカハニーは”地球上のどのハチミツよりも抗菌性が高い”ハチミツで、毎日スプーン1杯舐めるだけで風邪予防になると言われています。

ハラケケ ニュージーランド

ハラケケ

ハラケケは”ニューサイラン”と呼ばれるニュージーランド原産の植物です。根っこは湿布として、葉は伝統的織物「フラックス」としてマオリは昔から使用しています。
根本には透明なジェルがあり、これには保湿・殺菌作用があります。また、シードオイルには必須脂肪酸が豊富でオメガ3、6、9といわれるリノレン酸やリノール酸、人の皮脂と似たオレイン酸が含まれています。
特にオメガ3は、細胞の若返りと回復に重要な役割を果たします。

カワカワ ニュージーランド

カワカワ

カワカワは昔からマオリが様々なケア(胃の痛み、歯痛、病気の治療、唇の乾燥、皮膚の炎症、関節の痛み、小さなお子様の肌)として重宝している万能ハーブです。
ハートの葉が特徴的で、その葉を煮出したお茶には血液循環を促し、体内から(主に腎臓や膀胱)毒素を排出するデトックス効果や消化を促します。また、肌荒れを防いで、肌が正常に戻る効果が高いことから、肌荒れケアとしても人気です。